カードローンの限度額をイメージした画像
2025.07.23

極度額(契約極度額)とは?極度額の変更方法や総量規制との関係などわかりやすく解説! wave

極度額(契約極度額)とは、カードローンでお金を借りられる上限金額を指します。極度額(契約極度額)は審査によって決まりますが、原則その範囲内で繰り返し借入や返済できるのがカードローンの特徴です。

極度額(契約極度額)と似た言葉で「利用可能額」があります。カードローンを利用するなら、この極度額(契約極度額)の決まり方や似た言葉の「利用可能額」との違いを知っておくとよいでしょう。

この記事では、極度額(契約極度額)の仕組みや「利用可能額」との違い、極度額(契約極度額)の変更方法などを解説します。

  1. カードローンにおける極度額(契約極度額)とは
  2. カードローンの極度額(契約極度額)と利用可能額の違い
  3. カードローンの極度額(契約極度額)の変更方法
  4. まとめ

カードローンにおける極度額(契約極度額)とは

極度額のブロック

カードローンの極度額(契約極度額)とは、契約者ごとに決められた「借入できる上限金額」のことです。原則として、極度額(契約極度額)の範囲内で繰り返し何度でも借入できます。

例えば、アコムの極度額(契約極度額)は1万円〜800万円の範囲内で審査結果によって決まり、貸付利率は極度額(契約極度額)に応じて実質年率3.0%~18.0%となります。アコムのカードローンの審査時間は最短20分(※1)、申し込みから借入までインターネットで手続きすることが可能で、即日融資(※1)にも対応しているため、お急ぎの方はアコムのカードローンをご検討ください。

(※1)申込時間や審査により希望に添えない場合があります。

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カードローンの極度額(契約極度額)は審査によって決まる

カードローンに申し込むと、必ず審査が行われます。契約極度額は審査によって決まるため、利用者ごとに金額が異なります。

カードローンの審査基準は非公開ですが、安定した収入があることや返済能力の調査をするため、主な項目には以下の2つがあります。

  • 属性情報
  • 信用情報

属性情報とは、利用者が申込時に申告した氏名や生年月日など利用者の基本的な情報や、年収、勤務先情報(職場情報、雇用形態、勤続年数など)などです。契約極度額は、年収が高ければ高くなるわけではなく、審査する金融機関が「安定した収入」や「返済能力」があるか利用者から申告された属性情報全体から総合的に判断したうえで決まります。

信用情報とは、ローンやクレジットなどの取引に関する客観的な事実を示す情報のことです。信用情報には、本人を識別する情報のほか、契約内容や返済、支払状況、利用残高などが該当します。過去に返済が遅れた事実があったり、現在返済が遅れていたりすると、契約極度額の決定に影響する可能性があります。

カードローンの審査で確認される事項

カードローンは申込者一人ひとりに審査が行われ、個別に極度額(契約極度額)が決まります。その審査のなかで、個人の借入総額を年収の3分の1までに制限する総量規制の範囲内であるか確認されたり、極度額(契約極度額)の条件次第では収入証明書の提出を求められたりします。ただし、総量規制の上限である「年収の3分の1」が限度で借入できるとは限りません。あくまで「借入できる限度額は最大でも年収の3分の1まで」となり、一定の条件に当てはまった場合、収入証明書の提出が求められます。

アコムを例にすると、以下のいずれかに該当する場合、収入証明書の提出が必要になります。

  • アコムの極度額(契約極度額)が50万円を超える場合
  • アコムの極度額(契約極度額)と他の貸金業者からの借入の合計額が100万円を超える場合

また、収入証明書として、以下のいずれかの書類を提出できます。いずれの場合も、最新年度のものを提出してください。

収入証明書

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書(直近2ヵ月分)
  • 納税通知書/住民税決定通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書・青色申告書・収支内訳書

なお、給与明細書に関しては、賞与がある場合は、直近1年分の賞与明細書も併せて提出を求められる場合があります。

カードローンの極度額(契約極度額)と利用可能額の違い

カードローンとキャッシングの違いをイメージした画像

極度額(契約極度額)は借入できる上限金額ですが、一般的に利用可能額とは、極度額(契約極度額)を上限として、「あといくら借りられるか」を示す金額のことです。

例えば、カードローンの申し込み後の審査で極度額(契約極度額)が30万円に決まると、利用可能額は30万円ですが、そのうち10万円を借りた場合は、利用可能額は残り20万円になります。

基本的にカードローンは極度額(契約極度額)の範囲内で繰り返し借入できるため、元金を返済した分だけ利用可能額は元に戻ることになります。

上述の例でいえば、極度額(契約極度額)が30万円の方が10万円を借入したあとの利用可能額は20万円になりますが、元金3万円を返済すると、利用可能額は23万円になります。

関連リンク:限度額(借入可能額)とは?シミュレーションや増額の手続きも紹介

カードローンの極度額(契約極度額)の変更方法

カードローンの契約極度額を引き上げるイメージ画像

カードローンで現在の極度額(契約極度額)以上に借入したい場合、増額手続きができる場合があります。

極度額(契約極度額)を増額することで、より高額の借入が可能になり、病気やケガによる入院費用や自宅の修繕費用など予想外の出費があった場合にも対応できます。

また、消費者金融などの貸金業者の上限金利は「貸金業法」によって以下のとおりに決まっているため、増額によって適用される金利が下がる可能性もあります。

借入金額(元金)上限金利(実質年率)
10万円未満年20.0%
10万円以上100万円未満年18.0%
100万円以上年15.0%

増額によって極度額(契約極度額)が100万円以上になると、金利は年15.0%以下に下がります。

アコムのカードローンでも、契約後に極度額(契約極度額)を増額できる可能性があります。

アコムのカードローンで増額したい場合は、自動契約機(むじんくん)や電話だけでなく、会員ページ(インターネット)などの方法で申し込めます。審査結果は原則、申し込みの当日中(※1)に回答しますが、審査内容によっては収入証明書が必要になる場合もあるため、事前に問い合わせておくとよいでしょう。

(※1)申込時間や審査により、希望に添えない場合があります。

アコムへのお申し込みはこちら

関連リンク:カードローンの上限金利と下限金利とは?契約極度額によってどのくらい変わるか解説

まとめ

カードローンに関する総括をイメージした画像

極度額(契約極度額)とは、カードローンでお金を借りられる上限金額を指します。

また、極度額(契約極度額)と似た言葉で、「利用可能額」があります。一般的に利用可能額は、極度額(契約極度額)を上限として、「あといくら借りられるか」を示す金額のことです。

消費者金融などの貸金業者から借入できる上限金額は、総量規制によって年収の3分の1までに制限されており、極度額(契約極度額)によっては収入証明書の提出も必要になる場合があります。

極度額(契約極度額)以上に借入したい場合は増額審査に申し込むことも可能です。

アコムのカードローンは、極度額(契約極度額)1~800万円の範囲内で審査によって決まります。審査時間は最短20分(※1)、即日融資(※1)も可能です。また、アコムでの契約がはじめての方は契約日の翌日から30日間は金利0円で借入することが可能な「30日間金利0円サービス」が適用されます。今すぐお金が必要な方はぜひアコムのカードローンの申し込みをご検討ください。

(※1)申込時間や審査により、希望に添えない場合があります。

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監修者:高柳 政道

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級 金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。 企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。

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