カードローンの借り換えをイメージした画像
2025.05.22

消費者金融の借り換えとは?借り換えローンのメリットやデメリット、審査について解説 wave

消費者金融のカードローンは、最短即日で借入できる場合もあるなどさまざまなメリットがありますが、他の金融商品と比較して一般的に金利が高く設定されています。消費者金融のカードローンの返済負担を抑えるなら、今よりも金利が低い借入先への「借り換え」が有効です。借り換えることで、金利が下がったり、毎月の返済金額を減らしたりできる可能性があります。

この記事では、消費者金融の借り換えとは何か、その概要や主な借り換え先、借り換えするメリットやデメリットなどについて解説します。

借り換えローンやおまとめローンを比較検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

借換え専用ローンへのお申し込みはこちら
  1. 消費者金融の借り換えとは
  2. 消費者金融の借り換え先
  3. 消費者金融の借り換えをするメリット
  4. 消費者金融の借り換えをするデメリット
  5. 借り換えの審査のポイント
  6. まとめ

消費者金融の借り換えとは

消費者金融の借り換えとは、現在の借入より低金利なローンへ変更することです。低金利のローンでお金を借りて、そのお金で現在借りているローンを完済する仕組みです。

1社から別の1社へだけではなく、複数社から1社へも「借り換え」と呼ばれます。

複数社のローンを1社にまとめて借り換える金融商品は、「おまとめローン」と呼ばれることが多いです。

一般的な借り換え先としては、銀行など金利の低い金融機関のほか、消費者金融なども借り換え専用のローンを提供しています。

関連リンク:おまとめローンは総量規制の対象外!どんなメリットや注意点があるのかわかりやすく解説

消費者金融の借り換え先

消費者金融の基礎知識をイメージした画像

消費者金融の借り換え先として候補になるのは、主に以下の3つが挙げられます。

  • 借り換え専用ローン
  • 銀行のカードローン
  • フリーローン

借り換え専用ローン

借り換え専用ローンは「おまとめローン」と呼ばれることもあり、複数の借入を一本化することに特化した返済専用ローンです。総量規制の例外貸付にあたる場合、年収の3分の1を超える借入が可能です。

ここでは、例として貸金業法に基づくアコムの「借換え専用ローン」を解説します。

アコムの借換え専用ローンは、消費者金融からの借入、クレジットカードでのキャッシングをまとめて借り換えることができます(※)。

(※)審査の結果契約できない場合もあります。
(※)本商品は返済のみとなります。追加の借入はできません。
(※)貸付金額は申し込み時の借換え対象となるローン残高(元金のみ)の範囲内に限ります。
(※)借換えの対象となる債務は、消費者金融からの借入、クレジットカードでのキャッシングに限ります。(銀行カードローン、クレジットカードのショッピング利用は対象外)
(※)返済期間などの返済計画によって総返済金額が増加する可能性があります。

アコムの借換え専用ローンの商品概要

契約極度額1万円~300万円
貸付利率(実質年率)7.7%~18.0%
資金使途貸金業者債務の借換え
返済方式元利均等返済方式
返済期間・返済回数借入日から最長12年3ヵ月・1~146回
担保・連帯保証人不要
遅延損害金(年率)
※賠償額の元本に対する割合
20.0%

(※)インターネットまたは自動契約機(むじんくん)で契約できる商品です。

複数の借入をまとめ、毎月の返済金額や金利を見直したい方は、ぜひアコムの借換え専用ローンをご検討ください。

借換え専用ローンへのお申し込みはこちら

銀行のカードローン

消費者金融からの借り換え先の候補として、銀行のカードローンがあります。銀行のカードローンは消費者金融よりも金利が低く設定されていることが多く、返済負担を軽減できる可能性があります。

借入先金利の目安(実質年率)
銀行のカードローン年1.5%~15.0%
消費者金融のカードローン年3.0%~18.0%

ただし、銀行のカードローンは翌日以降の融資の場合が多いため、時間に余裕を持って申し込みを検討しましょう。

フリーローン

フリーローンは、資金の使い道が限定されていないローンのことです。主に銀行が提供しており、金利は銀行のカードローンに近く、消費者金融のカードローンから借り換えることで返済負担を軽減できる可能性があります。

ただし、フリーローンはカードローンと違って繰り返し借入することはできません。追加での融資を受ける場合には、再度の申し込みをしたうえで審査を受ける必要があります。

関連リンク:カードローンとフリーローンの違いは?それぞれの特徴や気になる審査についても解説

消費者金融の借り換えをするメリット

借り換えのメリットをイメージした画像

消費者金融の借り換えをするメリットとして、主に以下の3つが挙げられます。

  • 金利が下がる場合がある
  • 返済金額を減らせる場合がある
  • 返済の管理がしやすくなる

ここからは、それぞれのメリットの詳細について解説していきます。

金利が下がる場合がある

お金を借りるときの上限金利は、「貸金業法」で下記のように決まっています。

貸金業法での上限金利

借入残高上限金利(年率)
10万円未満20.0%
10万円以上100万円未満18.0%
100万円以上15.0%

例えば、A社から50万円、B社から60万円借りている場合、上限金利は上記の表のとおりA社、B社ともに18%です。

借り換えローンを利用し借入を1社にまとめることで、借入残高の合計が1社で110万円となるため、金利は年15%以下になります。

このような仕組みから、借り換えにより金利が下がる場合があります。

返済金額を減らせる場合がある

返済シュミレーション

借り換えをすることによって、月々の返済金額を減らせる場合があります。月々の返済金額は借入先によって異なり、同じ金額でも差がでる場合があります。ただし、月々の返済金額を減らした分、返済期間や総返済金額が増える可能性もあるため注意が必要です。

例えば、100万円の借入をA社とB社の2社にわけてそれぞれ50万円、年18.0%、15,000円ずつ返済している場合と、C社1社で借り換えて100万円を年15.0%、20,000円ずつ返済している場合を比較した内容を以下にまとめました。

借り換え前借り換え後
借入金額
  • A社50万円
  • B社50万円
  • 合計100万円
C社100万円
金利年18.0%年15.0%
毎月の返済金額
  • A社15,000円
  • B社15,000円
  • 合計30,000円
C社20,000円
返済回数47回79回
利息金額396,654円579,052円
総返済金額1,396,654円1,579,052円

※実際の返済内容とは異なる場合があります。
※借入日から30日ごとに返済した場合の目安です。
※うるう年は考慮せず、1年を365日として計算しています。

返済の管理がしやすくなる

消費者金融の借り換えをすることで、返済の管理がしやすくなります。

複数の借入があると、借入先ごとに返済日や返済金額が異なる場合があります。

そのため、借り換えによって借入先を1社にまとめることで、毎月の返済が1回のみ決まった金額を返済するだけになり、返済計画も立てやすくなります。

また、借入先が1社のみになることで、なかには精神的な負担が減るという方もいるでしょう。

消費者金融の借り換えをするデメリット

借り換えのデメリットをイメージした画像

借り換えには、メリットだけでなく以下のようなデメリットもあります。借り換えを検討するうえで、事前に理解しておきましょう。

  • 返済期間が長くなると利息が増える
  • 借り換えできない場合がある

ここからは、それぞれのデメリットについて解説していきます。

返済期間が長くなると利息が増える

一般的に、利息は「借入残高×借入利率÷365日(※1)×利用日数」で計算されるため、返済期間(利用日数)が長くなると、利息も増えることになります。

(※1)うるう年は、365日が366日になります。

借り換えで金利が下がったとしても、返済期間が長くなると利息が増え、総返済金額も増えてしまう可能性があります。

利息負担を減らすためには、借り換えた場合でも、早期完済を目指すことが大切です。

借り換えできない場合がある

申込内容や審査結果によっては希望金額を借入できない場合や、借り換えできない可能性があります。

例えば、アコムの借換え専用ローン は、消費者金融での借入やクレジットカードでのキャッシングのみまとめることができます。銀行からの借入やクレジットカードのショッピング利用は、まとめることができません。

ローン会社ごとに借り換えの対象となる借入の種類が違うため、事前に確認しておきましょう。

借り換えの審査のポイント

おまとめローンの審査でチェックされるポイントを紹介!審査対策についても解説

借り換えを利用するには、審査に通る必要があります。

審査内容や審査基準は公表されていませんが、通常のカードローンと同様に属性情報や信用情報から返済能力の調査が実施されます。

借り換えの審査に通るために、以下の2つのポイントをおさえておきましょう。

  • 短期間に複数の申し込みはしない
  • 借入件数を減らす

申込情報は信用情報機関に登録され、自宅や勤務先、収入などの申込者の属性情報や、借入金額や借入状況などの信用情報と一緒に審査で確認されます。

短期間に複数の金融機関に申し込んでいる記録があると、金融機関に「資金調達に苦労している」という印象を与え、審査結果に影響する可能性もあります。

また、複数の借入をまとめられる借り換え専用ローンだとしても、借入件数が多い場合は審査に通過できない可能性があります。

そのため、借り換えをする前は、十分検討して複数に申し込まず、可能な限り借入件数を減らすようにしましょう。

関連リンク:審査が甘い消費者金融はない理由をしっかり解説

まとめ

おまとめローンとは

消費者金融の借り換えとは、現在の借入より低金利なローンへ変更することです。

借り換えには、「金利が下がる場合がある」、「返済金額を減らせる場合がある」、「返済の管理がしやすくなる」といった3つのメリットがあります。

一方で、「返済期間が長くなると利息が増える」、「借り換えできない場合がある」といった2つのデメリットもあるため注意が必要です。

借り換えを検討する前は、メリットやデメリットを把握しておくとよいでしょう。

例えば、アコムの借換え専用ローンは、消費者金融からの借入やクレジットカードでのキャッシングが借り換えの対象となります。

複数の借入がある方は、ぜひアコムの借換え専用ローンをご検討ください。

借換え専用ローンへのお申し込みはこちら

監修者:高柳 政道

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級 金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。 企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。

wave wave

RELATED RELATED

  1. カードローン・キャッシングのアコム
  2. お金の学び場「LOAN myac」
  3. カードローン
  4. 消費者金融の借り換えとは?借り換えローンのメリットやデメリット、審査について解説