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2023.12.12

うっかり残高不足でクレジットカードの引き落としができなかった!どうするべき? wave

クレジットカードの引き落とし日に、引き落とし口座の残高不足で支払いが行われなかったという経験がある人もいるでしょう。 今回は、クレジットカードの引き落としができなかったときの対処法や滞納するデメリットや、残高不足を防ぐ方法などについて解説します。

  1. 残高不足で引き落としができなかった場合の対応方法
  2. クレジットカードの支払いを滞納するとどうなる?
  3. クレジットカードの滞納を防ぐ方法は? 
  4. まとめ

残高不足で引き落としができなかった場合の対応方法

ここでは、残高不足で引き落としができなかった場合の対応方法について解説します。  

カード会社へ連絡する

残高不足により引き落としができていないことが判明したら、早急にカード会社へ連絡しましょう。引き落としができなかった場合の対応方法は利用しているカード会社によって異なります。

例えば、再度引き落とし口座から引き落としがかかるケースや、カード会社指定の銀行口座へ振込をする場合があります。

利用代金を引き落とし口座に入金する

請求額の支払いが再度引き落としになる場合は、引き落とし日までに口座へ入金しておきましょう。その際、次回の請求で残高不足とならないよう、余裕があれば多めに入金しておくと安心です。

クレジットカードの支払いを滞納するとどうなる?

クレジットカード使えない画像

クレジットカードの支払いを滞納すると、どのようなデメリットが起こるのでしょうか。ここでは、クレジットカードの支払いを滞納するとどうなるのか解説します。

クレジットカードの利用停止

残高不足で引き落としができなかった場合、請求額の支払いが確認できるまでクレジットカードが利用停止となる可能性があります。

クレジットカードの利用停止を受けたり、支払いの滞納を繰り返す、もしくは長期的に滞納をしたりすると、クレジットカードの利用限度額の引き下げなどのペナルティを受けたり、強制解約が行われたりするケースもあります。 

クレジットカード会社から電話

クレジットカード会社から請求が来ているにも関わらず、支払いを行っていない場合は、クレジットカード会社から支払いに関する電話連絡が来ます。

原則、個人の連絡先に電話が来ますが、連絡が取れないと自宅の固定電話や職場にまで連絡がいってしまう可能性もあり注意が必要です。

督促状などの郵送物の送付

支払いの滞納を続けていると、クレジットカード会社から自宅宛に滞納を知らせるための郵送物が届きます。電話連絡や書面での支払い請求を無視したまま滞納が続いたり、支払いの意思確認ができなかったりする場合は、督促状が送られてきます。

遅延損害金の発生

遅延損害金とは、支払いが滞った時点から入金の確認ができるまでの期間に発生する費用で、利用金額や利息に上乗せして支払います。

遅延損害金は、以下の計算式によって決まります。各クレジットカード会社によって遅延損害金利率は異なるため、Webなどで確認してください。

遅延損害金 = 元金 × 遅延損害金利率 ÷ 365日(※) × 延滞日数

(※)うるう年の場合は366日

例えば、元金が10万円、遅延損害金利率が20%で5日間の滞納をした場合は、遅延損害金は273円となります。

延滞日数が増えるほど遅延損害金が増えるため、早い段階でクレジットカード会社に入金額の相談を行うなど、出来る限り早く支払えるようにしましょう。  

審査・信用情報機関への影響

正常な利用状況や数日の延滞日数であっても信用情報機関への登録は行われますが、頻繁に支払い遅延が起きたり、督促状などを送っても支払いが確認できないなど、いわゆる金融事故を起こすと、異動情報として信用情報機関へ登録が行われます。

信用情報機関とは、クレジットカードやカードローンなどの契約内容や、支払いに関する情報を記録・管理し、提供するところです。日本では、以下の3つの信用情報機関があります。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

新規のクレジットカードや各種ローン、携帯電話の契約など審査を要するものは、上記いずれかの信用情報機関の照会が行われます。

異動情報が登録される期間(契約期間中および契約終了後5年以内)は、審査に影響が出てしまうおそれがあるでしょう。

よって新規のクレジットカードの作成ができなかったり、ローンの審査が通りにくくなったりするなど不利益が生じるため、注意しましょう。

クレジットカードの滞納を防ぐ方法は? 

電卓とカレンダー

クレジットカードの支払いを滞納すると、遅延損害金が発生したり、クレジットカードが利用停止になったりするリスクがあります。ここでは、滞納や残高不足にならないための、対処法を紹介します。

定期的な口座残高の確認

引き落としされる口座の残高は、定期的にチェックするようにしましょう。毎月固定で引き落としがあるものは把握できていても、不定期で支払いが発生したものに気がつかないケースもあります。

給料日前後にチェックするなど、自分でルールを決めて定期的に確認することで、残高不足は防ぎやすくなるでしょう。  

引き落とし日の確認

引き落とし日と請求額をチェックして、事前に口座へ入金しておくようにしましょう。カレンダーやスケジュール帳に記録したり、リマインダー機能を使ったりして、自分にあった対策を試してみましょう。

自動振込の設定

自動振込とは、固定した日に所持している口座からもう一方の口座へ希望額を自動で振込できる機能です。入金忘れが防げるため、残高不足が起こりにくくなります。給与振込口座と引き落とし口座が別で、引き落とし口座へ入金するのを忘れてしまう方には適した方法といえるでしょう。

給与振込口座と引き落とし口座の同一化

給与振込口座を引き落とし口座と同一に設定することでも、残高不足を回避しやすくなります。スケジュール管理や、入金忘れに不安を感じる方は、口座の同一化を検討しましょう。

リボ払い・分割払いの検討

請求金額が大きく支払いが難しいと感じる場合は、支払い方法の変更を検討してみましょう。一時的に支払いが難しい場合は、リボ払いや分割払いを利用することで、ひと月の請求金額が減らせます。

関連リンク: リボ払いは一括返済がおすすめ!返済方法や返済時の注意点も解説
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メール通知・PUSH通知などの活用

クレジットカード会社で利用できる、メール通知やPUSH通知などの機能を利用するのも良い方法です。請求金額が決定したり、引き落とし日が近づいたりすると通知が届きますので、入金忘れや準備しておくべき金額が事前に分かって便利です。

アコムでは、ショッピング機能が使われた際に金額や使用日時をお知らせしてくれる「クレジット安心お知らせメール」や、期日の3日前や当日にお知らせをしてくれる「eメールサービス」があります。このようなサービスを利用して、うっかり払い忘れることを防ぐようにしましょう。

まとめ

携帯と通帳を見る人

今回は、クレジットカードの引き落としができなかったときの対処法や滞納すると生じる不利益、残高不足を防ぐ方法などについて解説しました。

クレジットカードの利用額が引き落としできなかった場合は、まずクレジットカード会社に一報を入れましょう。滞納が続いてしまうと様々なデメリットが生じます。うっかり払い忘れてしまうということがないように心がけましょう。

関連リンク:ACマスターカード(クレジットカード)


執筆者:森野 夏美

2級ファイナンシャル・プランニング技能士 /金融特化ライター 大手生命保険と保険代理店での営業経験あり。これまでの知識と経験を活かし、現在は金融特化ライターとして活動中。

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