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2025.11.26

審査が甘い消費者金融のカードローンはある?消費者金融のカードローンの審査の仕組みや注意点を解説 wave

消費者金融などカードローンを提供するすべての金融機関では、申込者の安定した収入や返済能力の調査を行うため、必ず審査があります。

審査が甘かったり、審査が不要だったりすることはないため、審査が甘い消費者金融のカードローンを探すのではなく、カードローンの審査の仕組みや注意点を把握することが大切です。

この記事では、審査が甘いカードローンがない理由や消費者金融のカードローンの審査の仕組み、さらに審査を申し込む際の注意点などを解説します。カードローンの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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  1. 審査が甘いカードローンはない
  2. カードローンの審査に関するよくある質問
  3. カードローンの審査で見られるポイント
  4. カードローンの審査の流れ
  5. カードローンの審査に通らない理由
  6. カードローンを申し込む際の注意点
  7. まとめ

審査が甘いカードローンはない

審査している画像

消費者金融や銀行などカードローンを提供するすべての金融機関は、貸金業法や銀行法などの法律に基づいて申込者の安定した収入や返済能力の調査を行います。

そのため、審査内容は公表されていませんがカードローンには必ず審査があり、特定の金融機関の審査が甘いことはありません。

カードローンには審査基準がある

カードローンは消費者金融や銀行、信販・クレジットカード会社などさまざまな金融機関が提供していますが、どの金融機関も独自の審査基準を設けています。

金融機関はカードローンを通じて資金を融資して、元金と利息を回収することによって利益を得ています。金融機関が融資した資金の回収とともに、融資したことに対する対価として利息収入を得るには、利用者から返済が行われることが不可欠です。

返済が滞る「貸し倒れ」リスクを抑えるために独自の審査基準を設けて、申込者の返済能力を判断しています。

貸金業法に基づいた貸付を行っている

消費者金融や信販・クレジットカード会社など、お金を貸す業務を業としている金融機関を貸金業者といい、貸金業法に基づいた貸付を行っています。

貸金業法13条では利用者の返済能力の調査が義務づけられており、審査なしで利用者に融資することはできません。また、16条では誇大広告の禁止も定められており、「審査が甘い」「審査なし」といった借入が容易であると誤認させるような広告は出せません。

このような広告を出している業者は違法業者の可能性が高く、利用してしまうと犯罪被害やトラブルに巻き込まれる可能性があるため、絶対に利用しないようにしましょう。

なお、銀行や信用金庫などは貸金業法ではなく銀行法に基づいた貸付を行っています。法律は異なりますが、貸金業者も銀行も法律のもと審査を行っていることに変わりはありません。

カードローンの審査に関するよくある質問

日雇いでもカードローンが使えるか考える女性

消費者金融などのカードローンの利用を検討すると、審査に関してさまざまな不安や疑問を持たれる方もいるでしょう。

ここでは、カードローンの審査に関するよくある質問と、回答を2つ解説します。

審査に通りやすいカードローンはある?

前述のとおり、審査に通りやすいカードローンはありません。金融機関によって独自の審査基準が設けられており、一般的には安定した収入や返済能力の調査が行われます。

例えば消費者金融など金融機関ごとに企業規模が異なりますが、「大手なら審査に通りにくい」「中小は審査に通りやすい」などといった、金融機関の企業規模で審査の難易度が変わることはありません。

また、最短即日融資に対応しているカードローンもありますが、審査スピードに差があるのは申込方法や審査方法など申込者や金融機関ごとに違いがあるからと考えられます。審査スピードが早いから審査に通りやすいとは限りません。

主婦や学生でも借りられるカードローンはある?

主婦や学生であっても、審査基準を満たせばカードローンでお金を借りることは可能です。カードローンの一般的な申込条件は「満20歳以上(一部満18歳以上)」「安定した収入と返済能力のある方」などです。

年齢要件や安定した収入と返済能力、金融機関ごとの独自の審査基準を満たせば、主婦や学生でも借入できる可能性はあります。

関連リンク:主婦(主夫)でも借りられるカードローンは?主婦(主夫)が借入する方法や周囲に知られない方法も紹介

カードローンの審査で見られるポイント

ポイントを紹介する女性

カードローンに申し込むと、必ず審査が行われます。融資の可否や借入限度額(契約極度額)などは審査によって決まるため、申込者ごとに異なります。

審査内容は公表されていませんが、一般的には安定した収入と返済能力を調査するうえで以下のような内容が確認されます。

  • 属性情報
  • 信用情報

属性情報

属性情報とは、申込者が申込時に申告した以下のような情報です。

  • 基本情報(氏名・住所・生年月日など)
  • 勤務先情報(職場情報・雇用形態・勤続年数など)
  • 年収

申込者から申告された属性情報をもとに審査が行われ、「安定した収入」や「返済能力」があるのかを金融機関は総合的に判断します。

信用情報

信用情報とは、ローンやクレジットカードの取引に関する客観的な事実を示す情報です。本人を識別する情報のほか、契約内容や返済、支払状況、利用残高などの情報が該当します。

カードローンの審査の際、金融機関は信用情報機関を通して申込者の信用情報を照会します。過去に返済が遅れた事実があったり、現在の返済が遅れていたりすると、審査結果に影響する可能性があります。

関連リンク:極度額(契約極度額)とは?極度額の変更方法や総量規制との関係などわかりやすく解説!

カードローンの審査の流れ

無人契約機を利用する流れをイメージした画像

ここでは、アコムを例にカードローンの審査の流れを解説します。

アコムのカードローンは申し込みから借入までの審査の流れが以下の3ステップで完了します。

  1. 申し込み・必要書類提出(審査)
  2. 審査結果・契約
  3. 借入

インターネットや自動契約機(むじんくん)などを利用してカードローンに申し込み、必要書類を提出すると審査に進みます。審査結果が回答されて、契約内容に同意すると契約完了となり、基本的には借入ができるようになります。審査時間は最短20分(※1)、即日融資(※1)にも対応しています。

(※1)申込時間や審査により希望に添えない場合があります。

関連リンク:カードローンとは?カードローンの仕組みやメリット、申込方法や注意点を解説

必要書類

必要書類のブロック

カードローンを申し込むには、消費者金融などの金融機関から求められる必要書類の提出が必要です。

カードローンの申し込みで必要となる書類は、主に以下の2つです。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書類

本人確認書類

提出できる本人確認書類は金融機関ごとに異なりますが、アコムでは以下のような本人確認書類の提出が必要です。

  • 運転免許証(表・裏)
  • マイナンバーカード(表面のみ)
  • パスポート(写真・住所記載部分)(※2)
  • 資格確認書(表・裏)

(※2)2020年2月4日以降発券のパスポートは「所持人記入欄」がなく住所の記載がないため、補完書類もあわせて提出が必要になります。

収入証明書類

アコムでは以下のいずれかに該当すると、収入証明書類による年収確認も必要になります。

  • アコムの借入限度額(契約極度額)が50万円を超える場合
  • アコムの借入限度額(契約極度額)と他の貸金業者からの借入の合計額が100万円を超える場合

また、提出できる収入証明書類は以下のとおりです。

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書(直近2ヵ月分)
  • 納税証明書/住民税決定通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書・青色申告書・収支内訳書

なお、給与明細書を提出する場合、賞与を受け取っている方は給与明細書に加えて直近1年分の賞与明細書の提出が必要になる可能性もあります。

カードローンの審査に通らない理由

借入金額について考える人

カードローンの審査に通らない理由は公表されませんが、主な理由として以下の4つが考えられます。

  • 総量規制により借入できない
  • 他社借入状況
  • 申込内容が誤っている
  • 在籍確認できなかった

消費者金融などの貸金業者から借入できる金額は、貸金業法の「総量規制」により、他社借入金額も含めて「年収の3分の1」までに制限されています。

また、審査の際は信用情報機関へ他社借入状況のほか、本人を識別する情報なども照会されます。他社借入件数や借入金額が多かったり、申告した申込内容が誤っていたりすると審査に通らない可能性もあるため注意しましょう。

さらに、カードローンの審査には申込者が申告した勤務先に実際に在籍しているかを確かめる「在籍確認」という手続きがあります。在籍確認の方法は金融機関ごとに異なりますが、担当者から直接勤務先へ電話したときや申告内容や提出書類などで確認したときに本人の在籍が確認できないと審査に通らない可能性もあります。

カードローンを申し込む際の注意点

カードローンの注意点を解説する女性の画像

カードローンを申し込む際の注意点として、以下の3つを解説します。

  • 総量規制の範囲内の金額で申し込む
  • 返済計画を立ててから申し込む
  • 申込内容は正確に申告する

総量規制の範囲内の金額で申し込む

前述のとおり、消費者金融などの貸金業者からの借入は、貸金業法の総量規制によって原則として「年収の3分の1」までに制限されています。

すでに他社で借入している金額も含め、借入希望額が年収の3分の1を超えないように総量規制の範囲内の金額で申し込むようにしましょう。

返済計画を立ててから申し込む

カードローンを利用する際は、返済計画を立ててから申し込むことが大切です。毎月いくら返済しなければならないのか、返済期間はどのくらいなのか返済計画を立てておくことで、借入したあとの家計管理がスムーズになります。

資金に余裕ができたときは追加返済を行い、早めの完済も検討しましょう。借入すると借入残高、金利、利用期間などに応じて利息が発生するため、早く返済するほど利息負担を抑えられます。

申込内容は正確に申告する

カードローンに申し込む際、申込内容を正確に申告することが大切です。必要事項の申告内容に漏れや間違いがあると、確認作業に時間がかかりスムーズに審査が進まなかったり、審査に通らなかったりする可能性があります。

まとめ

注意点を解説する女性の画像

カードローンには必ず審査があり、審査が甘いカードローンはありません。

カードローンを提供している金融機関には消費者金融や銀行、信販・クレジットカード会社などがあり、独自の審査基準を設けて安定した収入や返済能力の調査を行っています。

審査内容は公表されていませんが、一般的に「属性情報」や「信用情報」などが確認されて、審査に通らない可能性もあります。

カードローンの審査に通らない主な理由を事前に把握しておき、カードローンを利用する前は返済計画を立てて、無理のない範囲で利用するように心がけましょう。

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監修者:高柳 政道

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級 金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。 企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。

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