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2025.07.23

カードローンは複数同時申し込みできる?カードローンの審査や複数利用した場合のデメリットも解説! wave

カードローンを比較検討すると、複数の候補が残る場合があります。その場合、同時に複数のカードローンに申し込むことは可能なのでしょうか。

結論、カードローンに複数同時に申し込みすることは可能です。ただし、複数同時申し込みには注意点やデメリットもあるため、事前にその内容を把握しておくことが大切です。

この記事では、カードローンへの複数同時申し込みの注意点やデメリットなどについて解説します。

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  1. カードローンへの複数申し込みは可能
  2. カードローンに複数申し込むときの注意点
  3. カードローンを複数社から借入するデメリット
  4. 複数の借入をまとめることはできる
  5. まとめ

カードローンへの複数申し込みは可能

カードローンの提供元には消費者金融や銀行などさまざまな金融機関があります。1社に絞り込めないときでも、複数のカードローンに同時に申し込むことは可能です。

ただし、複数申し込みは避けたほうが良いといえます。申し込みが可能であっても、申込件数が複数あると申込者の返済能力が疑われ、審査に影響する可能性があります。

カードローンに複数申し込むときの注意点

注意点をイメージした画像

カードローンに複数申し込むことは可能ですが、実際に申し込むときは、主に以下の2つに注意が必要です。

  • 信用情報機関に記録が残る
  • 総量規制により借入総額が制限される

それぞれの注意点の詳細を解説します。

信用情報機関に記録が残る

信用情報とは、ローンやクレジットなどの取引に関する客観的な事実を表す情報で、申込者本人を識別するための情報のほか、契約内容、返済、支払状況、利用残高などが該当します。

消費者金融や銀行など、カードローンの審査をおこなう金融機関は必ず信用情報機関に照会して、申込者の返済能力の調査をおこないます。

信用情報機関に照会した際に、複数のカードローンに申し込んだ記録が残っていると、申込者の返済能力に疑いが生じて状況次第では審査に影響する可能性があります。

関連リンク:カードローンを利用すると信用情報に傷がつく?影響や登録期間についても解説

総量規制により借入総額が制限される

総量規制とは、消費者金融や信販会社などの貸金業者に、利用者の年収の3分の1を超える貸付を制限する貸金業法の規制のことです。

そのため、貸金業者からの借入総額は、審査結果や設定される利用限度額に影響する可能性があります。

関連リンク:他社借入があっても借りることは可能?総量規制や審査時の注意点も解説

カードローンを複数社から借入するデメリット

複数のカードローン利用を悩む女性

続いて、カードローンを複数社から借入するデメリットについて解説します。主に考えられるデメリットは以下の2つです。

  • 返済管理
  • 金利

返済管理

カードローンを複数社から借入すると、返済日や返済金額の管理が複雑になる可能性があります。例えば、A社の返済日が毎月15日で返済金額が15,000円、B社の返済日が毎月末日で20,000円であったとすると、毎月2回、それぞれに返済する必要があります。そのため、毎月の返済日をうっかり忘れてしまったり、それぞれの返済日に返済金額を用意できなかったりする可能性があるかもしれません。

万が一返済が遅れてしまうと、返済遅延の事実が信用情報に記録されたり、一般的に通常の利息よりも高い遅延損害金の支払義務も生じてしまう可能性があります。

カードローンを複数社から借入してしまった場合は、すべての返済日を把握するだけでなく、それぞれの返済日にいくら返済金額が必要か把握しておく必要があるため、借入件数や借入金額が増えれば増えるほど管理が難しくなります。

金利

カードローンを1社から借入した場合と複数社から借入した場合を比較すると、返済する利息(金利)が高くなる場合があります。

なぜなら、貸金業法では、以下のように借入金額に応じて上限金利が定められているからです。

借入金額上限金利
10万円未満年20.0%
10万円以上100万円未満年18.0%
100万円以上年15.0%

例えば、A社とB社でそれぞれ50万円ずつ借入している場合、貸金業法上の上限金利はそれぞれ年18.0%ですが、1社でまとめて100万円借入していれば、上限金利は年15.0%となります。 つまり、複数社から借入するよりも、1社で借入した方が金利は低くなるため、利息負担が少なくなる可能性があります。カードローンを複数社から借入してしまった場合は、貸金業法上の上限金利も意識しておきましょう。

関連リンク:カードローンの金利はどうやって決まる?金利の仕組みや計算方法、金利を抑える方法を解説

複数の借入をまとめることはできる

複数の借入をまとめることはできるのでしょうか。消費者金融や銀行などが提供している「おまとめローン」を利用して、複数の借入を一本化して返済負担を軽減できる可能性があります。

まず、返済管理についてですが、借入をまとめることで毎月の返済が1回になり、うっかり忘れて返済日に遅れてしまうリスクが低減されます。また、金利についても、おまとめローンで借入を一本化すると、前述の例でいえば2社から50万ずつ借入するよりも、1社で100万円借入した方が低くなるため、返済負担が軽減できる可能性があります。

まとめ

審査時の注意点を解説する人のイメージ画像

カードローンを同時に複数申し込むことは可能です。ただし、審査をする金融機関が信用情報機関に照会した際、複数のカードローンに申し込んだ記録が残っていると審査に影響したり、審査基準や総量規制等で借入金額が制限されたりする可能性があります。また、複数社から借入してしまった場合、返済管理が複雑になる点や、1社で借入するよりも利息(金利)が高くなる可能性があるといったデメリットもあるので注意が必要です。

すでに複数社から借入していてしまっている方は、利用するカードローンを1社にまとめることで、毎月の返済日や返済金額の管理がしやすくなるでしょう。

アコムでは、通常のカードローン以外にも複数のローンをまとめることができる「借換え専用ローン(おまとめローン) 」を提供しています。毎月の返済金額や総返済金額を少なくできる可能性があるため、複数社から借入してしまっている方はこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。

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監修者:高柳 政道

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級 金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。 企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。

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