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2025.07.28

リボ払いとは?定率リボルビング方式などの支払方式の違いや消費者金融のリボ払いについても解説! wave

リボ払い(リボルビング払い)とは、クレジットカードの利用金額や件数にかかわらず、毎月の支払金額がほぼ一定になる支払方法のことです。

ひとくちにリボ払いといっても、「定率リボルビング払い」「定額リボルビング払い」「残高スライド方式」などの種類があり、分割払いとは違ったメリットやデメリットがあります。

この記事では、リボ払いの仕組みやそれぞれの支払方式の違い、リボ払いのメリットやデメリットなどについて解説します。

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  1. リボ払いの仕組みとは?
  2. リボ払いの支払方式
  3. リボ払いと分割払いの違いとは?
  4. リボ払いのメリット
  5. リボ払いのデメリット
  6. リボ払いを上手に利用するポイント
  7. まとめ

リボ払いの仕組みとは?

リボ払いのイメージ画像

リボ払いとは、リボルビング払いの略称でクレジットカードの支払方法のひとつです。クレジットカードの利用金額や件数にかかわらず、毎月の支払金額がほぼ一定になる支払方法を指します。

高額の商品やサービスを利用したときに、リボ払いを利用することで、毎月の支払金額の負担を抑えることができます。

ただし、リボ払いを利用すると利息などの手数料がかかるため、支払総額も変わってきます。リボ払いを利用する前は、毎月の支払金額、支払期間などしっかり内容を確認しておくことが大切です。

関連リンク:リボ払いの仕組みとは?分割払いとの違い、メリットや注意点を解説

リボ払いの支払方式

リボ払い カード

リボ払いには、主に以下の3つの支払方式があります。

  • 定率リボルビング方式
  • 定額リボルビング方式
  • 残高スライド方式

金利以外にも支払方式に応じて支払回数や支払金額が変わるため、それぞれの特徴について解説します。

定率リボルビング方式

定率リボルビング方式とは、利用残高(元金)に対して、クレジットカード会社が決めた一定の割合を乗じた金額を毎月支払う方式です。

例えば、利用残高が30万円で一定の割合が3.0%と設定されているクレジットカード会社の場合、毎月支払う金額は9,000円となります。

アコムのクレジットカード「ACマスターカード 」の支払方式も定率リボルビング方式です。

一定の割合以上の支払いであれば、その分多く元金に充当されるため、余裕のある月は追加で支払うとよいでしょう。

基本的に定率リボルビング方式は、利用残高が減るにつれて、毎月の支払金額も少なくなっていく仕組みです。設定されている割合が少ないほど元金が減りにくく支払回数が増えるため注意が必要です。

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定額リボルビング方式

定額リボルビング方式は、毎月の支払金額を一定にして、固定の金額と手数料を毎月支払う方式です。

例えば、15万円のパソコンをリボ払いで購入して毎月の支払金額を2万円と決めると、別のものを購入して利用残高が20万に増えたとしても、毎月の支払金額は2万円で固定となります。一般的に支払い終わる最終回は毎月の支払金額2万円に満たない残りの利用残高を支払うことになります。

利用残高に関係なく支払金額が一定であるため、毎月無理のない支払いができる点が定額リボルビング方式の特徴です。一方、利用残高が高額になっても支払金額が一定のため、利用残高がなかなか減らないデメリットもあります。

残高スライド方式

残高スライド方式は、利用残高によって毎月の支払金額が変動(スライド)する方式です。仮に、利用残高が10万円単位で増加するごとに支払金額が増加するという条件だとしたら、利用残高が10万円以下は1万円、10万円超20万円以下は2万円、20万円超30万円未満は3万円といったように、利用残高の範囲で毎月の支払金額が決定されます。

例えば20万円の洗濯機を購入して残高スライド方式のリボ払いにした場合、毎月の支払金額は2万円です。支払いを続けて利用残高が10万円以下になると、毎月の支払金額は1万円に減ります。しかし、その後6万円の腕時計を購入して利用残高が16万円になると、毎月の支払金額は2万円に増えます。

利用残高に応じて支払金額が変動(スライド)するため、利用残高と支払金額のバランスがある程度自動的にとられて家計の管理がしやすい特徴があります。

リボ払いと分割払いの違いとは?

リボ払いと分割払い

リボ払いとよく似た支払方法に、分割払いがあります。リボ払いも分割払いも、複数回にわたって支払う点でよく混同されがちです。

リボ払いと分割払いの違いをまとめると以下のとおりです。

  • リボ払い:毎月の支払金額が一定になる支払方法
  • 分割払い:買い物ごとに、支払回数を設定できる支払方法

リボ払いを選択した買い物代金は、利用残高に組み込まれ利用残高を支払い終えるまで毎月の支払金額は一定です。そのため、リボ払いは毎月の支払負担を抑えやすいことがメリットです。

一方、分割払いは、買い物ごとに支払回数を設定して、毎月均等に支払う方法です。例えば、「A商品は3回払い」「B商品は12回払い」といったように、商品やサービスなど買い物ごとに異なる分割回数を設定できます。そのため、分割払いは毎月の支払金額に違いが生じるものの、支払回数を設定することで完済までの支払期間の目途を立てやすいメリットがあります。

関連リンク:ショッピングローンとは?メリットやデメリット、カードローンとの違いについても解説

リボ払いのメリット

クレジットカードと買い物かご

毎月ほぼ一定金額を支払うリボ払いは、1回払いや分割払いとは異なるメリットがあります。ここでは、リボ払いを選択する主なメリットについてもう少しわかりやすく解説します。

  • 支払金額が一定である
  • 家計への負担が少ない

支払金額が一定である

リボ払いは、クレジットカードの利用金額や件数にかかわらず、毎月の支払金額が一定です。また、毎月の支払金額が明確であるため、家計管理がしやすく資金計画が立てやすいメリットもあります。

一括払いは月によって支払金額に大きな変動が生じますし、分割払いは買い物ごとに支払回数が設定されるため、購入のたびにさまざまな支払回数で購入していると、月々の支払金額が把握しづらくなってしまいます。

一方でリボ払いは予定外の出費が重なって支払いが発生したときでも、毎月の支払金額が一定であるため無理なく支払いを進められるでしょう。

また、基本的にリボ払いは、毎月の支払金額を上乗せして支払うことも可能です。分割払いだと増額払いに対応していない場合もありますが、リボ払いは一部だけでも繰り上げによる増額払いに対応していることが多いです。家計に余裕ができたときは、いつもより多く支払ったり、利用残高を一括で支払ったりすることもできるため、自身で上手に支払金額をコントロールするとよいでしょう。

家計への負担が少ない

リボ払いには、家計への負担が少ないというメリットもあります。

急に大きな出費があったとき、一括払いや分割払いでは、一度に支払う金額が大きくなってしまう可能性があります。

支払いに不安を感じたり、大きな支払いに備えて資金繰りの調整が必要になったりして家計を圧迫する可能性もあります。一方のリボ払いであれば、支払金額は一定であり、毎月の家計管理で支出を把握しやすいメリットがあります。

リボ払いのデメリット

リボ払い 手数料をイメージした画像

リボ払いにはメリットもありますが、以下のようなデメリットもあります。

デメリットについてはクレジットカードを利用する前に、支払方法や支払期間など契約内容を確認しておくことが大事です。リボ払いの特性を理解したうえで、利用するようにしましょう。

  • 手数料を支払う必要がある
  • 利用残高が把握しづらい

手数料を支払う必要がある

リボ払いを利用すると、利用残高に対して手数料を支払う必要があります。元金に手数料を加えた金額を毎月支払うため、一回払いに比べて支払総額が増えてしまいます。手数料率はクレジットカードによって異なるものの、年15.0%程度に設定されています。利用残高が多いほど同じ手数料率でも手数料として支払う金額が大きくなるため、支払期間や支払負担に注意が必要です。

リボ払いを利用する場合は、利用残高に対して毎月の支払金額だけでなく手数料がいくらかかるのか確認しておきましょう。

関連リンク:キャッシングリボ払いとは?仕組みや手数料、注意点などを徹底解説!

利用残高が把握しづらい

リボ払いの2つ目のデメリットは、利用残高が把握しづらい点です。

リボ払いは、利用可能枠の範囲なら原則として何回でも利用できますが、毎月の支払金額が一定であることから、リボ払いを繰り返し利用しても利用残高が増えていることに気づかず「あと何回支払えば完済するか」把握しづらくなっています。

利用残高が大きくなっていて月々の支払金額が小さい場合、完済するまでに通常の支払方法よりも支払期間が長期となる可能性があります。

リボ払いを利用する場合は、利用残高を定期的に確認することが大切です。

リボ払いを上手に利用するポイント

カードローン審査のポイントをイメージした画像

リボ払いは毎月の支払金額をほぼ一定にできるため、上手に利用することで家計への負担が少なく管理しやすくなるでしょう。

ここでは、リボ払いを上手に利用するポイントとして、以下の3つを解説します。家計管理を楽にするためにも、詳細を確認しておきましょう。

  • リボ払いを申し込む前に手数料や支払方式を確認する
  • リボ払いを利用する場合は利用明細書を確認する
  • 繰り上げ返済や一括返済を活用する

リボ払いを申し込む前に手数料や支払方式を確認する

リボ払いに申し込む前に、手数料や支払方式を確認することが大切です。一般的に、リボ払いはクレジットカード会社によって手数料や支払方式が異なり、手数料率や支払方式に応じて利用残高の減り方や支払回数、手数料の金額などが変わります。

前述のとおり、リボ払いには定率リボルビング方式、定額リボルビング方式、残高スライド方式といった支払方法があります。

それぞれの特徴をよく理解したうえで、どの支払方式が自分に合っているか、支払金額や手数料、支払回数をイメージするためクレジットカード会社などが提供しているシミュレーションツールを利用するとよいでしょう。

アコムでも「ご返済シミュレーション 」によって、毎月の支払金額や支払期間などシミュレーションできるツールを提供しています。計画的な支払に役立ててみてください。

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リボ払いを利用する場合は利用明細書を確認する

リボ払いを利用する場合は、クレジットカード会社から交付される「利用明細書」などで利用状況を確認しましょう。

リボ払いは毎月の支払金額がほぼ一定のため、利用残高を把握しづらい特徴があります。利用状況を把握せずにリボ払いを利用していると、利用残高が膨らみ支払期間が長くなることで、完済までの支払総額が増えてしまう場合もあります。収入と支出のバランスを考え、無理のない範囲でリボ払いを利用するようにしましょう。

繰り上げ返済や一括返済を活用する

リボ払いは、基本的に「繰り上げ返済」や「一括返済」が可能です。ボーナスが出たときなど金銭的に余裕があるときは、追加で支払うことを検討しましょう。繰り上げ返済をすることで、利用残高が少なくなり、支払期間が短縮されて手数料負担の軽減につながります。

まとめ

クレジットカードを使用する女性

リボ払いとは、クレジットカードの利用金額や件数にかかわらず、毎月の支払金額がほぼ一定になる支払方法のことです。

リボ払いの支払方式には、「定率リボルビング方式」「定額リボルビング方式」「残高スライド方式」といった異なる方式があり、それぞれ支払回数や支払金額が変わります。

また、毎月ほぼ一定の支払金額になって家計管理がしやすいメリットだけでなく、手数料負担が発生したり、利用残高が把握しづらかったりといったデメリットもある点に注意が必要です。

支払負担を抑えるためにも、金銭的に余裕があるときは繰り上げ返済や一括返済を使って早期完済を心がけましょう。

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監修者:高柳 政道

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級 金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。 企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。

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