クレジットカードを持つ女性
2023.12.12

消費者金融の金利の相場はいくら?仕組みや計算方法、抑えるコツなどを徹底解説! wave

消費者金融のカードローンは、急な支出があったときでも最短即日などスピーディに融資を受けられるのが特徴です。また、金利の仕組みなどを理解して上手に使いこなせば、便利に利用することができます。この記事では、消費者金融の金利相場や金利の仕組み、利息を抑えるコツなどについて解説します。

  1. 消費者金融の金利相場はいくら?
  2. 消費者金融の利息の計算方法は?
  3. 利息を少しでも抑えるコツはある? 
  4. まとめ

消費者金融の金利相場はいくら?

消費者金融の金利は、利息制限法によって上限が定められています。そのため、大手消費者金融の金利に大きな差はなく、下限が年3.0%~年4.5%、上限が年17.8%~18.0%程度です。

また、中小消費者金融も上限金利については年18.0%程度の上限金利を設定しており、10万円未満の小口融資ではほとんどの場合、利息制限法が定める上限の年20.0%に設定されています。

一方で、下限金利については大手消費者金融とは異なり、年4.8%~年14.9%とばらつきがあります。

金利の上限は法律で定められている

消費者金融の上限金利は、利息制限法という法律によって借入金額に応じて年15.0%~20.0%と定められています。借入金額ごとの上限金利は以下の通りです。

借入金額上限金利
10万円未満年20.0%
10万円以上100万円未満年18.0%
100万円以上年15.0%

仮に借入金額が70万円だった場合、上限金利は年18.0%ということになります。

なお、上限金利を超える金利は超過部分が無効・行政処分の対象となり、年20.0%を超える金利は出資法という法律によって刑事罰の対象となります。

お金積木

消費者金融の金利や利用限度額は、申込者の収入や勤続年数、雇用形態といった属性や借入希望額、他社の借入状況などを総合的に判断し、利息制限法の範囲内で決まります。

また、すでにカードローンを利用している方が増額の申し込みをすると、審査のうえ、利用限度額が増額され、それに伴って上限金利が下がることがあります。

例えば、はじめて消費者金融のカードローンを利用したときは、利用限度額50万円、上限金利が年18.0%だったものが、増額後に利用限度額が100万円になった場合、上限金利は年15.0%に下がるのです。

消費者金融の利息の計算方法は?

電卓の画像

消費者金融の利息は、借入残高、借入利率、利用日数がわかれば計算できます。具体的には以下の計算式を使って計算します。

【消費者金融の利息の計算方法】
利息=借入残高×借入利率÷365日×ご利用日数

※ 借入の当日はご利用日数に含まれません。
※ 1円未満は切り捨てです。
※ うるう年は、365日が366日になります。

例えば10万円を年18.0%の利率で30日間利用した場合の利息は、次のように計算します。  

10万円×年18.0%÷365日×30日間=1,479円

10万円を借りた場合の利息シミュレーション

消費者金融の利息は借入金額や返済回数、金利によって変わります。ここでは一例として、年15.0%または年18.0%の利率で10万円を借りて、毎月返済した場合の返済回数ごとの利息を紹介します。

【金利 年15.0%の場合】

返済回数各回の返済金額返済総額利息
11回10,000円107,383円7,383円
24回5,000円115,519円15,519円
31回4,000円120,270円20,270円
44回3,000円129,554円29,554円

【金利 年18.0%の場合】

返済回数各回の返済金額返済総額利息
11回10,000円109,018円9,018円
24回5,000円119,429円19,429円
32回4,000円125,771円25,771円
47回3,000円138,781円38,781円

自身の借入金額や借入利率をもとに、毎回の返済金額や返済期間の目安を知りたい方は、アコムの返済シミュレーション もご利用ください。

利息を少しでも抑えるコツはある? 

消費者金融の金利を自身で決めることはできませんが、利息を抑える方法があります。ここでは、消費者金融を利用するにあたり利息を抑えるコツをご紹介します。

無利息期間を利用する

消費者金融のカードローンでは、条件付きで金利がかからない無利息期間を設けている場合があります。アコムでははじめてのご契約に限り、ご契約の翌日から30日間は利息のかからない「30日間金利0円サービス 」があります。無利息期間内に返済できれば、利息は一切かかりません。

利息を少しでも抑えたいときは、無利息期間があるカードローンを検討するのも1つの方法です。

おまとめローンや借換えで金利を引き下げる

おまとめローンとは、すでに複数社の借入がある場合に、借入している金融機関を1つにまとめるためのローンです。

複数社のローンを利用しているとそれぞれ返済期日や返済金額が異なり、返済期日の管理が煩雑になります。しかしおまとめローンで複数のローンを一本化すれば、返済期日の管理が容易になります。

複数社での借入を一本化することで一社での借入金額が多くなり、利率が下がる可能性もあります。さらに、より低金利のおまとめローンにまとめられれば、大きく利息負担を減らせる可能性もあるため、一本化を行う前にどの金融機関を使うのかよく検討をしましょう。

原則、おまとめローンの契約は追加借り入れのできない返済専用ローンとなるため、注意が必要です。

繰り上げ返済を行う

カードローンにおける繰り上げ返済とは、毎月決まった返済金額以上の金額を返済することを指します。毎月の返済金額は、利息や手数料を引いた残りの金額を元金(借入残高)に充てられます。そのため、毎月の固定の返済金額よりも多く繰り上げ返済を行うと、そのまま元本(借入残高)に充てられます。利息は元本(借入残高)を基に計算されるため、結果として利息負担を減らすことに繋がります。

例えば、30万円を金利年18.0%、60日間利用したときの金利は、30万円×年18.0%÷365日×60日間=8,876円です。

しかし10万円を繰り上げ返済すると、その分元本が20万円に減少するため、利息は20万円×年18.0%÷365日×60日間=5,917円となります。

つまりこのケースでは、10万円繰り上げ返済をしたことで、利息が約3,000円減ったことになります。  

まとめ

クレジットカードの画像

消費者金融の金利の相場は、大手消費者金融で下限が年3.0%~年4.5%、上限が年17.8%~18.0%です。また中小消費者金融の金利は下限が年4.8%~年14.959%で、上限金利は通常の消費者金融と同程度です。

はじめての利用の場合は年利18.0%程度になることがほとんどですが、無利息期間を用意している消費者金融もあります。

アコムでも、初回契約日の翌日から30日間利息が0円になる30日間金利0円サービスを実施しており、無利息期間中に返済できれば利息はかかりません。返済総額や返済方法をしっかり確認したうえで、消費者金融を上手に活用するようにしましょう。


執筆者:金子賢司

CFP 東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務めるなか、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信中。

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