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2024.01.12

車の免許の費用は分割払いが可能?支払方法やメリット・デメリットを紹介 wave

車の免許を取得する際、教習所に支払う費用は基本的に現金一括払いとなっています。しかし、経済状況によってはまとまったお金を用意できないこともあります。そんなとき、車の免許費用は分割払いができるのでしょうか。

この記事では、運転免許を取得するのにかかる費用の支払方法と、分割払いが可能かどうかを解説するとともに、分割払いのメリットやデメリット、免許取得で利用できるローンについてご紹介します。

  1. 車の免許の費用相場は?
  2. 車の免許の費用の支払方法は?分割払いはできる?
  3. 教習以外にかかる費用は?
  4. 車の免許の費用を分割払いにするメリットとは?
  5. 車の免許の費用を分割払いにするデメリットとは?
  6. 車の免許の費用のために利用できるローン
  7. カードローンで借入をする際の注意点
  8. カードローンはアコムがおすすめ
  9. まとめ

車の免許の費用相場は?

通学の場合

車の免許を取得するため教習所へ通学する場合、かかる費用の相場は以下の通りです。

  • 普通車AT:約25万円~約32万円
  • 普通車MT:約25万円~約35万円

教習を受ける際、選択する免許を普通自動車免許(MT車・AT車両方の運転が可能)にするか、普通自動車AT車限定(AT車のみ運転が可能)にするかで、かかる費用が若干異なります。一般的に普通自動車AT車限定の場合のほうが費用は安くなります。

なお、費用の中には、入学金や教習料金、検定費用、教材費などが含まれます。

合宿の場合

合宿で免許を取得する場合、通学に比べると費用の相場は安くなります。その相場は以下のとおりです。

  • 普通車AT:約18万円~約32万円
  • 普通車MT:約20万円~約34万円

合宿の場合でも、普通自動車免許と普通自動車AT車限定ではかかる費用が異なり、普通自動車AT車限定のほうが費用は安くなります。なお、合宿の費用には入学金や教習料金、検定費用などのほか、宿泊費や食費も含まれます。

車の免許の費用の支払方法は?分割払いはできる?

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車の免許を取得する際、教習所でかかる費用は、現金一括払いやクレジットカード払いなどの方法で支払います。その際、分割払いは可能なのでしょうか。 ここでは車の免許費用の支払方法について、利用できる方法と分割払いが可能かどうかをご紹介します。

現金で一括払いをする

車の免許を取得する費用は、入校手続きの際に現金一括払いをするのが基本です。現金一括払いにすると、検定を一発合格できれば追加費用はかかりません。また、ローンや分割払いを利用する際にかかる手数料などもありません。

ただし、教習所へ入校するタイミングでまとまったお金が必要になります。お金に余裕がない場合、現金一括払いは経済的に厳しく、免許を取りたいときに教習所へ通えないことがあるかもしれません。

現金で分割払いをする

教習所によっては、分割払いができる場合があります。分割払いを利用すれば、入校時にまとまったお金がなくても免許を取得できるでしょう。

分割払いには、教習所でかかる費用を複数回に分けて支払う方法と、入校時に一定額を支払い、技能教習や検定を受ける都度、費用を支払う方法があります。

複数回に分けて支払う分割払いでは、分割手数料がかかる場合があることに注意が必要です。ただし、教習所によっては手数料なしで利用できるところもあるので確認してみましょう。

ローンを組む

貯蓄がなく、車の免許を取得する費用を現金一括で支払う余裕がない場合は、ローンを組んで支払う方法も選択できます。このローンは一般的に運転免許ローンといいますが、銀行や信販会社などが扱うマイカーローンの中には、運転免許の取得費用にも使えるものがあります。

また、ローンの中には返済開始時期を一定期間遅らせるスキップ払いができるものもあります。ただし、ローンは返済時に金利が上乗せされて、支払総額が多くなるので注意が必要です。

クレジットカードの分割払いを利用する

教習所の費用が支払えないとき、クレジットカードの分割払いを利用できる場合があります。教習所ではクレジットカードは一括払いしか認めていないところもありますが、そんな場合でもカード会社に申し出れば、分割払いにしてもらうことも可能です。

通常、クレジットカードでは2回払いまでは手数料が無料です。しかし、3回以上に分けて支払うときは分割手数料がかかります。そのため支払総額が多くなることに注意しましょう。

教習以外にかかる費用は?

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教習所の入校手続きをすると、入学金や技能・学科の教習料金、検定費用などをまとめて支払いますが、教習が進む中で別途費用が必要になる場合があります。ここでは、通常の教習以外にかかる費用をご紹介します。

仮免許試験や卒業検定にかかる費用

教習所へ支払う費用には、仮免許試験や卒業検定の料金が含まれています。ただし、試験や検定に落ちて再試験を受ける際は、別途料金を支払う必要があります。

仮免許学科再試験は、どの教習所も同じく1,700円です。ただ、仮免許や卒業の技能検定を再度受ける際の費用は教習所により異なり、約5,000円~約6,000円程度かかります。

追加の教習にかかる費用

技能教習の基準制限数を超え延長になった場合、追加教習の費用が必要です。また、仮免許の技能試験や卒業検定に落ちた場合は、再試験を受ける前に一定回数の追加教習を受けなければなりません。

その際、追加教習の費用がかかります。 追加教習の費用は教習所により異なり、1回約5,000円程度かかります。

夜間の教習やキャンセルにかかる費用

仕事などで日中の教習が受けられない人のために、夜間教習を実施している教習所があります。ただ、夜間教習には約2万円~約3万円程度の別途費用がかかります。 また、技能教習をキャンセルする場合はキャンセル料がかかる場合があります。キャンセル料は教習所により異なるため、確認が必要です。

車の免許の費用を分割払いにするメリットとは?

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まとまったお金がなくても運転免許を取得できる

教習所へ通うにはまとまった費用が必要ですが、分割払いを利用すれば、まとまった費用の準備ができていなくても運転免許を取得できます。十分な貯蓄ができていない人は、利用を検討してもよいでしょう。

また、分割払いの手数料が不要な教習所の場合、家計に負担をかけず運転免許を取得できるので安心です。

貯蓄を手元に残しておける

手元にある貯蓄を免許取得費用として使ってしまうと、急な出費が必要になったときにお金を工面できなくなります。そんな状況に備えて、分割払いを利用すれば手元に現金を残すことができます。また、一度に支払う金額を抑えることができるので、十分な貯蓄がないときは、分割払いを検討するとよいでしょう。

車の免許の費用を分割払いにするデメリットとは?

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分割手数料が必要な場合がある

分割払いは1回の支払金額を抑えることができますが、分割手数料が上乗せされる場合があります。支払回数が少なければ分割手数料が不要な教習所もありますが、支払回数が多くなると分割手数料が上乗せされる場合もあります。

また、ローンを利用する場合は利息が上乗せされるので、現金一括払いに比べ支払総額が多くなることに注意が必要です。

返済を遅延すると信用情報に遅延情報が載る

分割払いやローン払いを利用すると、その利用状況や返済状況が信用情報機関に一定期間登録されます。このとき返済が遅延すると、その記録も登録されます。何度も返済の遅延を起こした場合は、信用情報に遅延情報や異動情報が載ります。信用情報に異動情報が登録されると、その後のローン契約で審査に通らなくなる場合があります。

車の免許の費用のために利用できるローン

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銀行

銀行が扱う運転免許ローンや免許取得費用にも使えるマイカーローンは、比較的金利が低く設定されているので、利息の支払いを抑えたい人は利用を検討してもよいでしょう。

しかし、銀行のローンには、満18歳以上(金融機関によっては満20歳以上)で継続した安定収入があるなど、厳しい利用条件が設定されているのが特徴です。そのため、安定収入のある社会人にとっては金利も低く利用しやすいローンですが、パートやアルバイトの人や学生が利用するのは難しいかもしれません。

信販会社

信販会社には運転免許ローンを扱うところがあります。銀行のローンとは違い、金利は高めに設定されていますが、学生や主婦でも親や配偶者に安定した収入があれば本人名義で利用できます。

また、ローンによっては返済開始時期を最長6カ月程度遅らせるスキップ払いができる場合があるので、家計状況に合わせて利用するとよいでしょう。 教習所によっては信販会社と提携したローンを扱っているところがあるので、利用しやすいかもしれません。

大学生協

大学生は、大学生協が扱うローンがおすすめです。このローンは18歳以上で大学生協の組合員になれば利用できます。金利は信販会社のローンに比べると低めに設定されており、固定金利で返済額が一定なので、返済計画を立てやすいのが特徴です。

ただし、大学生協のローンは大学生協と提携している教習所でなければ利用することができません。また、利用するには親が連帯保証人になる必要があります。

消費者金融

消費者金融が扱うカードローンは、利用の使途が自由なので、運転免許の取得費用にも利用できます。利用の際は担保が不要で、審査が早いのが特徴です。また、審査によって利用枠と金利が決まるのですが、金利は比較的高めに設定されています。ただし、消費者金融によっては無利息期間を設けているところがあります。この無利息期間を上手に活用すれば、利息分を抑えることができるので、計画的に活用するとよいでしょう。

消費者金融の選び方についてポイントを紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。

関連リンク:消費者金融の選び方は?利用前に知りたい4つのポイントを紹介

カードローンで借入をする際の注意点

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無理のない返済計画を立てておく

カードローンを利用する際は、借入をする前に返済計画を立てることが重要です。カードローンを提供する会社のサイトには返済シミュレーションがあるので活用しましょう。 たとえば、借入希望額など必要事項を入力すれば、毎月の返済額や返済回数が提示されます。

さらに、シミュレーションで返済計画表を見られるものもあります。 事前にシミュレーションを利用し、その結果を家計状況と照らし合わせて、無理のない返済額や返済期間を計画するとよいでしょう。

金利や利用限度額などの契約内容をしっかり確認する

カードローンを契約したら、まずは借入金利や利用限度額などの契約内容をしっかりと確認しましょう。ほとんどのカードローン会社では、契約内容はWeb上で確認できます。場合によっては、審査の結果、利用限度額が借入希望額よりも減額されていることもあるので注意が必要です。

また、毎月滞りなく返済を続けていくために、次回の返済日を必ず確認しておきましょう。加えて、計画的に返済を進めていくため、常に残高を確認しておくことも重要です。

余裕のある月は多めの金額を返済する

カードローンでは返済時に利息分が上乗せされるので、返済期間が長くなるほど支払総額が増えていきます。そこで、手元の資金に余裕がある月は、返済額よりも多めに返済することをおすすめします。これを繰り上げ返済といいます。

繰り上げ返済した分は元金にあてられるので、返済期間を短縮でき、利息分を減らせます。金利分の支払いが減れば、支払総額を減らせるので、家計の負担が軽くなります。常に家計状況をチェックして、可能であれば繰り上げ返済を利用しましょう。

カードローンはアコムがおすすめ

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アコムのカードローン は使い道が自由で、生活費やレジャー費用などのほか、免許の取得費用にも利用できます。

また、はじめて利用する人は、契約日の翌日から30日間は利息がかからない「30日間金利0円サービス」があります。

返済方法はインターネットバンキングを利用した返済やATM、銀行振込など、自分に合った方法を選択できます。借入可能かどうかはインターネットの3秒診断ですぐにわかるので、利用してみましょう (※) 。

(※)お借入をご検討される際の目安であり、実際のお借入時の審査結果と異なる場合があります

まとめ

教習所の女性

車の免許を取得するのにかかる費用は、基本的には現金一括払いで支払いますが、教習所によっては分割払いができるところもあります。

分割払いを利用すれば、まとまったお金を持っていなくても免許が取得可能です。分割払いには、現金分割払いやクレジットカードの分割払い、ローン払いなどいくつかの方法があるので、通う予定の教習所ではどのような支払方法があるのか確認してみましょう。また、分割払いのメリット・デメリットも確認し、自分に合った支払方法を検討しましょう。


執筆者: 前佛 朋子

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者 以前ライターだったころ、専門分野を持とうと考え、興味のあった金融知識を活かせるファイナンシャル・プランナーの資格を取得。Webコラムやメルマガなど金融関連記事を執筆するかたわら、家計見直しやライフプラン、保険見直しなどの相談業務をおこなう。ライフイベントに合わせて貯蓄や用途を分類するお金の整理を得意とし、保険や金融商品を売らないファイナンシャル・プランナーとして活動中。

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