社長あいさつ

ごあいさつ

アコム株式会社 代表取締役社長 木下政孝アコム株式会社
代表取締役社長
木下 政孝

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当連結会計年度におきましては、新型コロナウイルス感染症が収束に向かい、景気が回復したこと、国内事業における新規集客が奏功したこと、円安バーツ高の為替影響を受けたことなどから、営業債権残高は連結全体で前期比4.9%増加の2兆3,545億円となりました。

ローン・クレジットカード事業においては、スマートフォン決済への対応や、新規入会申込フォームの改修など、サービス機能の改善およびお客さまの利便性の向上に取り組みました。信用保証事業においては、共通の広告素材を複数の提携先で使用する共同広告を活用し、提携先の新規集客を図りました。また、2023年3月には、LINE Credit株式会社と保証業務提携を開始し、事業会社との新規提携が実現しました。海外金融事業においては、業容の大部分を占めるタイ王国のEASY BUYで、バーチャルカードの発行など、スマートフォンアプリの機能向上に取り組みました。また、新規進出先であるマレーシアでは、2023年度の事業開始に向け、計画どおり開業準備を進めております。

業績につきましては、連結営業収益が前期比4.4%増収の2,737億円、営業利益は、151.0%増益の872億円となりました。一方で、法人税等調整額が増加したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比1.4%減益の549億円となりました。

期末の配当につきましては、「高い収益力と適正な自己資本のもと、株主還元の拡充を図る」ことを基本的な考えとし、足もとの財務状況や通期業績などを勘案した結果、当初予想どおりの5円とし、年間合計で10円としております。

また、2024年3月期の配当につきましては、中間6円、期末6円、年間合計で12円の予想としております。

中期経営計画の最終年度となる2025年3月期は、アコムグループ合計の営業債権残高が2.5兆円、営業収益は2,880億円、営業利益は971億円を目指します。連結総資産に信用保証残高を含めた自己資本比率は25%程度、配当性向は35%程度、ROEは10%程度を目指してまいります。

今後も、株主の皆さまのご期待に添えるよう、MUFGグループとの緊密な連携を図りつつ、サステナビリティ基本方針のもと、持続的成長による企業価値の最大化と、広く社会に貢献する企業グループを目指してまいる所存です。

株主の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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